2014年9月15日月曜日

軽やかに手放します


 みなさまこんにちは。再び登場のMrs.fictions岡野康弘です。
 稽古稽古の毎日です。


 他の方もブログで書いていますが、今回の公演は4つの短編に近藤芳正さんが出演する企画です。しかし近藤さんの身体は一つだけなので、時間割を組み、稽古場の住人と化した近藤さんのもとに各団体が訪れる形で稽古を進めています。

 近藤さんの「コピーロボット」があれば、あるいはひみつ道具の「影切りばさみ」があれば、複数の稽古場で同時に稽古も出来るのですが、未だその手のテクノロジーは発達していませんし、もしそれらの道具があったとしても、偽者が本物の近藤さんと入れ替わってしまう危険性がある以上、使用ははばかられます。

 実際に僕も偽者と二度三度入れ替わらされてきた過去があり、今の自分がどこから来た誰なのかもはっきりしません。(でも岡野康弘には変わりないので、今後も声援よろしくお願いいたします)


 そんなわけで、近藤さんが他の団体の稽古をしているとき、僕たちは近藤さん抜きの稽古をやっています。

(Mrs.fictions featuring 相楽樹)

 この稽古で近藤さん以外の役者の状態を仕上げてしまおうという魂胆なのです。

最近ではもっぱら客演の相楽樹さん強化稽古を続けております。相楽さんの長所である透明感を徹底的になくしていき、別の魅力を引き出していく特訓を繰り返しております。

巨匠ピーター・ブルック言うところの「殻を破る」です。.
そうです、未読です。そしてたぶん別に被ってないだろうけど殻を破ります。

Mrs.fictionsと近藤芳正の邂逅ももちろんですが、相楽樹のさんの殻破り具合にもご期待くださいませ。


それではまた。ごきげんよう。


(そうは見えないが殻を破っているところ)

2014年9月13日土曜日

ナカゴーも、稽古しております。

ブログにはあまり顔を出していないナカゴーですが、稽古はしております。

今回は稽古場ブログらしく、出演者の集合写真を撮影しましたので、掲載してみます。


果たして、これでちゃんと狙った位置に
写真が配置されているのか、
半信半疑のままお届けしております。

写真の説明をいたしますと、今回の稽古場は元フィリピンパブですので、壁にも天井にも鏡が貼られておりまして(どこのフィリピンパブも皆そういった造りなのかどうかは存じませんが…)、「この鏡を利用すれば、どなたのお手も煩わせることなく出演者全員の集合写真が撮れるではないか!」と思いついたので早速撮ってみた、という図です。

そう思うのは私だけかも知れませんが、ちょっと近未来っぽい雰囲気の写真になりましたね。実際は元フィリピンパブですがね。

が、しかし、この日お休みしていた人が写っていないのは仕方がないとして、稽古場には来ていたのにこの時偶然席を外していた人あり、鏡の継ぎ目のラインが顔にかぶっている人あり、撮影した本人はものすごい寄り目状態になっていたりと、この写真を見る限り、集合写真撮影作戦はどうも失敗に終わった観があります。

全員が集まった日の稽古場で再挑戦できれば良いのですが、果たしてどうなるでしょうか。

今日のところはこれまでです。いずれまたお目にかかりましょう。

以上、ナカゴーの鈴木がお届けいたしました。

2014年9月11日木曜日

粛々と、秋



お月様の綺麗な季節になりました。
皆様、お元気でお過ごしでしょうか?
青☆組の吉田小夏です。

こちらのブログに投稿するのは初めてになります。
力強いタイトルフォントに、ちょっとどぎまぎしながら綴っております。

青☆組の作風は、その台詞のやりとりをフォントで言うと、
明朝体や教科書体のイメージだ、と
あるお客様に言われたことがございます。

お客様のその感想を聞いた時、
なるほど、ことばや文体には、音だけでなく、色、形、匂い、手触り、質感、
さまざまな側面があるのだから、当然かもしれない、と思いました。

今回のようなお祭りに参加させていただく楽しみのひとつは、
ご縁と出会いの力で、
新しい文体やことばを得ることができる、ということかもしれません。
力強いフォントも使いこなせるようになるかもしれない!
という期待に胸が高まる私です。



青☆組の稽古は、短いシーンをできるだけ丁寧になんども繰り返して、
登場人物の関係性や身体や言葉の音を、細やかに紡ぎあげてゆきます。
その様は、まさに粛々と、という感じなのですが、地味な作業も多い分、
肩の力を抜いて、時には笑い転げられるような稽古場づくりを心掛けています。


でもそれが成立するのも、
ひとえに俳優陣の懐の広さと、私を信じて任せてくれる心のおかげ。
特に組員については、一緒に歩んできた時間の積み重ねの賜物なのだな、
としみじみ噛みしめております。

限られた時間でシーンを練り上げる中、どんなアイディアも、
まずは試してみようと、前向きに一緒に歩んでくれる俳優陣には
感謝しかありません。
彼らの心意気に負けぬよう、少しでも作品と参加者が輝くよう、
私も作・演出として、最後まで粘って練り上げてゆきたいと思います。

青☆組でアンダースタディと演出助手をしてくれているくまちゃんや、
総合演出助手の日沖さんを初め、多くの方のお力添えで、
今回は、いつもらしい青☆組の作風の追求と、
まったく新しい挑戦(!)の、どちらもさせていただいています。

明朝体を意識していたら少々固い文章になってしまいましたが、
上演する作品には、秋空の下で楽しむのにぴったりな、
ペーソスとエンターテイメントをたっぷり織り込んでお届けします☆
どうか、お楽しみに♪

そう!
実は今回の青山円形劇場は、
私にとっては、初舞台を踏んだ特別な場所でもあるのです。
そのお話も、またいつかさせてくださいね・・。

ごきげんよう、さようなら。


吉田小夏